やっと

18日は午前中、東区プラザで劇を観てきた。福祉施設?(記憶が曖昧)の方達による「完全自己満劇」。演目は白雪姫。お客さんは20人くらいだっただろうか。お客さんのほとんどが出演者の家族や知人など関係者と思われる。私はなぜ観に行ったのかというと、師匠に誘われたから。で、師匠は軟亭骨太さんという落語家に誘われたらしい。骨太さんの知り合いが今回の劇に出演していたのだ。そしてそんな関係で(雑)、近々東区プラザで我々が落語をやらせてもらえることになりそうなのだ。下見兼ご挨拶兼観劇ということで今回足を運んだ。劇はというと、冒頭に「これは私たちの完全自己満劇です。低クオリティのものになるかもしれません」というようなアナウンスが入った。せっかく広くてきれいなホールを使って開催し、こうして私達も足を運んでいるのだから、そういう予防線を張られるのは個人的に「うーん…」とやや引っかかってしまった。では実際、劇はどうだったのかというと、先のアナウンスの通りではあった。でも白雪姫をただやるんじゃなくて、オリジナルのストーリーに変えたり、時事ネタのようなものも入れられていて内容は面白かった。オリジナルストーリーの場合どうやって話を終わらせるか、落語でいうとどんなオチにするか、を考えるのはやはり難しいんだろうなと感じる。お話は続けようと思えばずっと続けられるのだけど、一つの劇ないし一つの噺においてどこで区切り、終わらせるか。私もここ最近ずっとオリジナルの落語を書いているが、ピンとくるようなオチが思いつかず本当〜に苦労した。だけど今日20日、やっと噺を書き上げられた!

今日の午後は関屋公民館で行われたせきや寄席行って落語聞いてきた。キャパ50人だったのだが恐らく満席。落語を聞きたいという人はそれなりにいるのだなあと実感する。私のような若者は一人もいなかったけれども。お家帰ってから2時間くらい着物の着付けの練習。着物もなんとか自分一人で着られるようにはなった。まだあんまり綺麗に着れないからもうちょい練習する。あっという間に夜になって、あー落語のオチ思いつかないなーどうしようなーって思いつつも電車乗って内野へ。そしたら電車乗ってる間にオチを思いついた。一気に書き上げて、毎日元日行って師匠の前で初披露。スマホ持って台本見ながら読み上げただけなんだけど、所々ウケてくれたし「よかった」とも言って貰えたので一安心。先月31日に師匠に弟子入りして、2/25の藪医舎一門会での出演がすぐ決まった。こんな短期間でよくやったなあと思う。本当は2/11くらいには噺を書き上げて、その後2週間くらい練習して本番を迎えたいと思っていたのだ。しかし現実は甘くない。自分の想定よりも2〜3倍は時間がかかった。完成しない落語、上手く着られない着物、日に日に焦りが増していった。だけどめげずにやり続ければ、なんとか形になるものなのだなあ。本番まであと5日。気を抜かずに練習がんばります。

そういえば、18日一緒に劇を観たむうじいさんに「フットワーク軽いね」と褒められた。劇を観に行くのを決めたのは前日の23時過ぎだったのだ。現状の私は何も無いただのボンクラなので、こういうことを地道に頑張るしかないと自覚している。だから誘いは基本的に断らない。多少無理もする。